マタニティ歯科
- 本八幡クレア歯科・矯正歯科
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妊娠中の治療に向けて
妊娠中の歯科治療を受けて悪い時期というのはないのですが、妊娠中期である安定期(約16週目~27週目/5か月~7か月)が受診に適していると考えられます。また、通常治療の通院中に妊娠となるケースもございます。この場合は妊娠初期となり、治療方針なども変更しなければいけないこともございます。
妊婦の患者様の安心、安全に寄り添った治療をご提供してまいりますのでご報告いただけましたら幸いです。
当院には妊婦様の治療を担当する一般歯科医以外にも矯正医がおります。
お腹の赤ちゃんがむし歯にならないように、また歯並びが良くなるようにアドバイスもさせていただきます。
治療について
- 母子健康手帳のご持参をお願いいたします。
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- エックス線レントゲンの撮影
- エックス線の撮影に際しては、防護エプロンをご着用いただくことで胸部から腹部を防護いたします。また、エックス線の照射方向も歯や顎に向けて照射しておりますのでご安心ください。
- 参考資料:東京都歯科医師会 歯科X線撮影
https://www.tokyo-da.org/images/pdf/1108.pdf
- 診療ユニットを動かす際にはおなかや腰に負担がかからないようにゆっくり作動させてまいります。
お子様の歯並びを
-1歳&乳児の時からケアしてまいります
- 生まれてくる赤ちゃんはお母さんが食べたものから栄養をもらって、成長していきます。
乳歯の歯胚の形成や歯牙形成の基礎となる栄養素、具体的にはタンパク質、カルシウム、リン、ビタミンⅮ、ビタミンA、ビタミンC、葉酸、鉄分といった栄養素の摂取などをアドバイスさせていただいております。 - おっぱいを吸う行為や唇、舌を動かす筋肉が顎の発育に影響をしていきますので、授乳のさせ方や仕方にもアドバイスをさせていただきます。
妊娠中に発症しやすい歯科疾患と原因
むし歯(う蝕)
妊娠中はホルモンバランスが崩れることから唾液の酸性化、分泌量の減少、食事や間食の回数が増加することや、つわりがあることで口腔内の清掃状況が不良になってしまうことが原因で細菌やプラーク量が増加してしまい、むし歯になりやすいです。
歯肉炎(妊娠性歯肉炎)
プロゲステロンなどの女性ホルモンが血液中に増加することで、歯肉の炎症が強くなり、腫れや出血しやすくなります。妊娠8週目~32週目に多く見られる傾向にあります。プラークコントロールとプロフェッショナルケアを実施することで改善される場合がほとんどです。
妊娠性エプーリス
歯茎の境目が球状に腫れてしまう状態。触ると痛みを伴うことがありますが、出産後には自然に消失していくことがほとんどです。
歯周病の重度化のリスク
妊娠によって歯周病になってしまうというより、妊娠前より歯周病になっていた方が、妊娠したことにより歯周ポケットが深くなっていくケースが多くあります。
妊娠中におけるホルモンバランスの変化や食生活、嗜好の変化、ストレスの影響を受けやすいため、歯磨きなどの口腔内の清掃を怠り、重度化してしまうことがあります。
智歯周囲炎(親しらず周囲の歯肉炎)
妊娠中の女性ホルモンバランスの乱れが原因で歯肉が膨張することから、第2大臼歯、第3大臼歯といった奥歯が清掃不良となり歯肉炎となることがあります。